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2017年7月26日 (水)

布施明と Olivia Hussey

https://youtu.be/LqFc0Y7hA_o?t=1m
昔から引掛かつてゐて、今なほ意味がよく解らないCMである。因みに當時、二人は夫婦であつた。

妻: This camera is very simple to use,

夫: このカメラ、とつても使ひ易いつて。

妻: ... like my husband.

夫: 大好きだつて。

前半はともかく、後半はをかしい。最後の布施明の臺詞は、直前のオリヴィア・ハッスィの英語臺詞の譯としては誤譯だ。改めて言ふまでもなく、また彼女の仕草からも明らかなやうに、この“like ~”は「~のやうに」といふ意味の前置詞であつて、「~を好む」といふ意味の他動詞ではない。布施は“I like my husband.”と解してゐるが、無論これは「ウチの亭主みたい[に使ひ易いわ](笑)」の意。

そもそも、このCMに臺本はあつたのだらうか? あつたとすれば、ディレクターは如何なる意圖を以てCM制作を行つたのか。「この夫婦、こんなにコミュニケイションが成立つてゐませんよ。いづれ離婚しますよ」といふ豫言の作品だつたのだらうか。(^_^; 眞逆(←「まさか」と讀む。「まぎやく」に非ず)、そんなCMに好き好んで出演する夫婦もゐまい。

とするなら、これは臺本無しの即興にそのままOKが出たものなのか? その場合、二人の communication gap は一層悲慘なものになるが…。

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